院内ボランティア活躍中
当院はかつて財政悪化で財政再建団体入りが懸念された中、病院の存続も危ぶまれる事態となりました。
そんな中、病院存続のため、「自分たちでできることは何だろう?」と考え、市民の皆様が様々なボランティアで病院を支えていただけることになったのが「院内ボランティア」のスタートでした。
当時のボランティアの皆様と話し合いを重ね、平成20年7月に「清拭用タオルたたみ活動」が開始された後、平成21年7月には「院内案内」、 平成22年7月には当時業者が撤退して空き店舗であった食堂を活用し、「かあさん食堂 ぼらん亭」がオープンされ、現在に至っています。
年に1度、ボランティアの皆様との意見交換会を行い、日頃感じているご意見等をお聞きし、病院運営に生かせていただいたり、日頃の感謝を込めて交流会を行い、親睦を深めています。
このように、当院は市民の皆様の手によって支えられ、成り立っています。
◆清拭タオルたたみ
ボランティアの皆様が最初に携わっていただいたボランティア活動が、病棟等で患者様の清拭に使用され、洗濯された後のタオルたたみです。
清拭にはかなりの量のタオルを使用するので、たたむ量も多いのですが、ボランティアの皆様の手際は相当で、あっという間にきれいにたたんでいただけます
◆院内案内
平成21年7月から携わっていただいている院内案内ですが、1階エントランスから内科外来に通じる廊下にて案内いただいています。
受付や再来機の使い方等でお困りの患者様や診療科がどこの階にあるかわからない患者様をサポートしていただいたり、車椅子を必要としている患者様の乗降のお手伝い等をしていただいています。
いつも笑顔で患者様と接していただいているので、大変感謝しています。
◆かあさん食堂 ぼらん亭
当時、院内食堂は業者が撤退して、空き店舗の状態でした。
そんな時、ボランティアの皆様から「どうにかできないだろうか?」、「調理なら「主婦の得意分野だ」、「もしかしたらできるかもしれない」という声があがり、 ボランティアの皆様の手により、運営を行う「かあさん食堂 ぼらん亭」が平成22年7月にオープンされました。
全てボランティアの皆様の手作りで、毎日異なるおかずが入っている「日替わり弁当」をはじめ、人気の高いカレーライス、うどん、そば等を取り揃えており、いずれも安い金額で食べることができます。
令和2年7月にはめでたく10周年を迎え、当院からも日頃の感謝を込めて、胡蝶蘭をプレゼントいたしました。
詳しいメニューや営業時間等は、「
フロアー案内」からご覧ください。