当院の地域医療連携室は、地域の医療機関等とのさらなる連携や、患者様やそのご家族に対する医療福祉相談等のサービスを充実させることを目的に、 2019年4月に開設いたしました。
　現在は、室長である病院長を筆頭に、看護師3名、医療相談員1名、事務職員1名を配置しております。
　地域の医療機関、市町村の関係機関、介護・福祉サービス並びに施設等との連携の窓口業務を行っており、紹介患者様の受け入れや転院の調整、入院患者様が安心して在宅復帰できるよう、担当ケアマネージャーや介護施設等と連携し、退院後の支援につなげるほか、各種相談業務を担っております。

　当院では地域包括ケア病床を30床設置していることからも、在宅復帰に向けた看護、リハビリテーションをはじめとする各種支援に力を入れておりますが、安心して住み慣れた自宅や施設等に退院できるよう、患者様のご家族、担当ケアマネージャー、各種施設との情報共有、連携等を重視しております。
　特に力を入れているのが、退院前に行っている「退院調整会議」です。
　この会議は、患者さんの入院中の様子や入院契機となった疾病等に関する経過報告、退院後の注意点や訪問看護・介護サービス等の介入の予定等 を看護師から説明させていただき、ご家族や介護施設等の皆様が不安に感じていること、疑問点等を聞きだす等、患者さんに関わる全ての皆様と協力し、 患者様が退院された後の在宅生活にむけて話し合います。

　医療に関わるご相談は、再来機横の医療相談室にて実施しております。
　また、当院では看護師、医療相談員のほか、医療安全管理者による相談および支援が受けられる体制を整えております。
　相談内容につきましては、医療保険制度や医療費のほか、介護保険制度、福祉サービス、身体障害者手帳等、多岐にわたって承ることが可能です。
　診療等においてお困りのことやご不明な点等ございましたら、何なりとお声がけください。